米カリフォルニア州サンノゼでは、道路や橋、公園などの修繕が追いつかず、インフラの老朽化が各地で目立っている。市当局者や研究者、住民は、道路の損傷などが生活環境に影響していると話している。
背景として、2016年にサンフランシスコ・ベイエリア計画・都市研究協会(SPUR)が市の財政状況を調査し、サンノゼは同規模の都市と比べて歳入が少ないと結論付けた。研究者は、住宅地が大きい一方で、売上税や事業税収入を生む大規模な商業雇用主が比較的少ないことが一因だと説明している。
また、市の成長が長年続くなかで市域が広範に拡大し、維持管理すべきインフラの総量が増えたことも課題だとしている。道路延長については、サンフランシスコが約1,260マイルであるのに対し、サンノゼは2,500マイルを超えるとされる。
サンノゼ市公共事業局の報告では、今後30年間のインフラ全体の維持管理で不足が生じる見込み額は約22億ドルだという。メリット・リサーチ・サービスの調査でも、分析対象の大都市の中でサンノゼがインフラと資本資産の負担が最も大きいとされた。
市は2018年に住民投票で承認された6億5,000万ドルのインフラ債「Measure T」により、道路約1,000マイルの整備を進めたとしている。資金は消防署や緊急オペレーションセンター、警察ヘリコプターの格納庫の整備にも充てられ、橋梁については資金投入前に「不良」区分だった橋が11%だったのに対し、現在は1%になったと市交通当局者が説明した。一方で、市当局者は、残る遅れの解消にはさらなる投資が必要だとしている。
出典: abc7news.com: Study finds San Jose has highest infrastructure, capital asset burden in US
